『黎明ロマンティック』観劇レポ|3公演で見えた作品の魅力と惜しかった点(ネタバレなし)

観劇・イベント

こんにちは、ゆみっこです。
ブログを見に来てくださりありがとうございます😊

2026年7月17日〜7月20日、あうるすぽっとにて上演していた
舞台『黎明ロマンティック』。

幻想的なメインポスター

初日・2回目・千穐楽と、計3回観てきました。

公演を重ねる中で変わったこと、最後まで変わらなかったことを、一人の観客としてまとめます。

記事内の画像は、私が現地で撮影してきたものとなっています。
舞台セットに関しましては公式で開演前は撮影OKとなっております。

📌この記事を読むとわかること

・「黎明ロマンティック」ってどんな作品?
・3公演を通して感じた変化
・キャストそれぞれの魅力
・観劇して感じた、良かった点と惜しかった点

🌻作品概要

『黎明ロマンティック』は、“今”・”過去”・”幻想” が交錯する世界を舞台に、自分自身と向き合う姿を描いたオリジナル舞台作品です。

静かな葬儀の日の朝。
病室で父を見つめていた主人公は、現実と幻想が交差する不思議な世界へ迷い込む。

過去や記憶、さまざまな人々との出会いを通して、「あなた」という存在と向き合っていく――。

夢と現実が溶け合う世界で描かれる、朝焼けまでの物語。

幻想的な舞台美術と生演奏が織りなす空間も印象的で、夢と現実の境界が曖昧になっていくような世界観が魅力の作品でした。

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タイトル 舞台『黎明ロマンティック』

脚本・演出 元吉庸泰

音楽 桑原まこ

出演
米原幸佑/陳内将/木村来士/斎藤瑠希/星守紗凪/中塚皓平/武本悠佑/植田慎一郎/榊原徹士/田中精(30-DELUX)/福地教光/風間涼香/前野修一/腹筋善之介/福井将太/太田守信/若宮亮(以上、エムキチビート)

オンステージスウィング
市川順基/安野遥香

公演期間
2026年7月17日~7月20日

会場
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

企画・製作
劇団エムキチビート/合同会社E-Stage Topia

※作品の詳しいあらすじは公式サイトをご確認ください。
この記事では、“実際に観劇して感じたこと”を中心にまとめています。

🌻はじめに

『黎明ロマンティック』は複数回観る中で見えてくるものがたくさんありました。

初日に感じたこと。
公演を重ねるごとに変わっていった印象。
そして最後まで変わらなかったこと。

これらを中心にまとめています。
※ネタバレはできるだけ避けていますが、作品の雰囲気に触れる内容があります。

🌻 作品全体の印象

今回の「黎明ロマンティック」は現実と夢(走馬灯)が混ざり合う中で、
現在を生きる人、夢の中の人、すでに死んでいる人が複雑に絡みあう独特な世界観でした。

そこに生演奏がプラスされて、舞台セットもどこか幻想的な雰囲気。
「世界観」そのものは、とても素晴らしいと感じました。

ただ今作は、劇団エムキチビート本公演ということもあり
観た方によって感想が分かれる作品だな、とも思いました。

🌻 キャスト感想

🎭 米原幸佑さん
昔、RUN&GUNランアンドガン時代に生でエア・ギア舞台を観て以来の生観劇でした。
それからだいぶ経つのに、見た目が若くて実年齢を感じさせない演技。
陳内くんとの再共演も安定感があって、二人のシーンにはぐっと引き込まれました。

🎭 陳内将さん
米原くん演じるアキのお兄さん役。
勢いのある他の役に比べて、落ち着いた儚げな印象が良かったです。
セリフがない時の存在感、さすがだなと思いました。

🎭 木村来士さん
お父さんの少年(?)時代役。
セリフ量がかなり多かった印象で、若手ならではのフレッシュさにあふれていました。

🎭 斎藤瑠希さん
とにかく歌声が奇麗でした。
設定ではお母さん役なのですが、夢の中の回想シーンがほとんどなので、一人の女性として違和感なく観られました。

🎭 腹筋善之介さん
お父さんとして現実世界でも夢の中でも、何役も演じていました。
途中の回では声がかなり掠れていて、正直心配になったのですが……千穐楽にはしっかり回復していて一安心でした。

🎭 若宮亮さん
開演前からロビー内で写真撮影などに対応してくれて、サービス精神旺盛。
スマホを向けると決め顔もしてくれて「楽しんでね」の声がけも。
ストーリーの中でもいいアクセントになっていました。

🎭 前野修一さん
若宮さんのチャーリーとセットでいた印象。
あまりにもジョニーに見た目を寄せていたので、元のお顔が一番わかりませんでした。

🌻 初日の感想

客席に入った瞬間、幻想的な舞台セットが目に入って、一気に期待感が高まりました。

少年時代のソラオがPCを弄るところからストーリーが始まって、お父さんとアキの会話……

そしてステージ上の布が下りて、一気にスピード感が増す全キャスト登場のオープニング!

……のはずが、センター近くの布が下に落ち切らず、縦に一本の白い布が残ってしまって。
初見だったので、それがトラブルなのか演出なのか、正直判断がつきませんでした。

とにかくその布が気になってしまって、冒頭の内容が全く頭に入ってきませんでした😭

特に初見の冒頭は舞台上の人物が多くて、登場人物たちが一気に名乗るシーン。

作品を掴むうえで大事な場面のはずが、布のせいで視界から隠れてしまうキャストもいて……
誰が何を話しているのかもわからず、作品への没入感が一気に失われてしまいました。

後半になってから、じわじわ面白さを感じ始めたものの——初日の感想は「意味がよくわからなかった」でした(ごめんなさい💦)

🌻 2回目の感想

この日は初見の友人と一緒に観劇しました。
前回理解できなかった部分を回収しようと思っていたのですが……

お父さん、声どうしたの!?😱

初日にあった布トラブルはなく、舞台上はしっかり観えたのですが、
お父さんの声がものすごく掠れていて。
初日を観ていた私はまだ理解できる場面もあったんですが、
「初見だとわかりづらくないかな」と、一緒に来た友人のことが気になってしまって……

結局、舞台に集中しきれませんでした😭😭

そして案の定、初見の友人からは「前半、話がよく分からなかった」という感想も。
世界観自体は素晴らしいと思うだけに、少しもったいなく感じました。

この日は少し余裕があったので、開演前にロビーでチャーリー工場長を撮影しました。
千穐楽でも撮影。

「楽しんでね」と声がけまでしてくれて、ありがとうございました😊

🌻 千穐楽の感想

3回目の観劇。
千秋楽では、若手キャストが今までよりも伸び伸びと演じている印象を受けました。
セリフも人によっては聞き取りやすくなっていて、お父さんの声も戻っていました。
全体的に完成度が上がってきているのを感じました。

3公演を通して、作品が育っていく過程を見られたのは、複数回観劇したからこその収穫だったと思います。

一方で、千秋楽でも音響まわりの機材トラブル(たぶん……)や、布が引っかかる場面は残っていました。
最後まで少し集中が途切れてしまう瞬間があったのは、正直なところです。

🌻 惜しかった点

ここからは、私個人が感じたことを中心に書いています。
あくまで一人の観客の感想として、読んでいただけたら嬉しいです。

演技面について

場面によってキャストの声量に差があって、特に大人数で喋るシーンや、勢いでテンポが上がるシーンなどでは聞き取りづらいと感じることがありました。

演技力がどうというより、経験の差からくるものなのかな、という印象です。

トラブルについて

布まわりや音響のトラブルは、私が観劇した3公演すべてで起きていて
そのたびに、作品よりもトラブルの方に意識が向いてしまう瞬間がありました。
布に関しては、キャストの姿が見えなくなってしまうのが本当に残念でした🥲

音響トラブルについては、音そのものに違和感を覚えたわけではないんです。

舞台後方で演奏されていた方が客席側に向けて何度も手で合図を送っていて、機材を指さす様子もあったので、客席後方のスタッフに何かを伝えているのかな、と個人的に感じました。

……一度視界に入ってしまうと、本編とは別に気になってしまいますよね。

一番惜しかったこと

ここまで数点のトラブルを挙げましたが、舞台は生ものなので、トラブルが起こること自体は仕方のないことだと思っています。

それ自体をどうこう言うつもりはないのですが、起きてしまったトラブルへの対処にかかった時間の長さが、今回の作品への没入感を損なってしまった一番の原因だったと個人的には感じています。

何かが起きたときに「大丈夫、誰かがきっと立て直してくれる」と思える安心感を、もう少し感じられたら——というのが、正直な気持ちです。

🌻まとめ

3公演を通して、最後まで変わらなかったのは、

・世界観が好き
・舞台美術が好き
・生演奏がお洒落
・作品のポテンシャルはとても高い

という思いでした。

ポテンシャルは高いのに、その魅力を100%発揮しきれなかった作品——3公演を見届けたからこそ、そう感じました。

🌻最後に

『黎明ロマンティック』は、決してつまらない作品ではありません。
むしろ、世界観も、生演奏も、舞台美術も、とても魅力的でした。
劇団ならではの趣向もあり、チケットは毎公演デザインが違うのも素敵でした。

だからこそ、もう少し安心して物語に身を委ねられる公演であってほしかった、というのが正直な気持ちです。

配信や円盤でこれから『黎明ロマンティック』を観るという方も、ぜひこの独特な世界観を楽しんでみてください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました💕

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