※2023年5月29日にnoteに公開していた記事を転記しなおした記事となります。
どうも、yumikkoです。
観劇スタイルや推し舞台に関してすでに公開しましたが、その中にチラッとだけ名前を出してきた私の推し役者さんを改めて今回は紹介したいと思います。
陳内将
まずは2018年からジワジワ沼り、2020年の10月から本格的に推しだした陳内将くん。
簡単なプロフィールはこちら
生年月日 1988年1月16日(35歳)
身長 178 cm
血液型 O型
職業 俳優、タレント
事務所 ワタナベエンターテインメント



※こちらの画像は、公式での撮影&公開がOKなものとなっています
知ったきっかけ
陳内将くんを知ったきっかけは、以前に推し舞台として紹介したMANKAI STAGE A3! 2018です。
アプリゲームとしてA3!にハマっていた当時、春夏組を舞台でやると知っても特に好きな役者さんがいるわけでもなく、現地に行くほどではなかった私は円盤で買うと決めていました。
実際に円盤で観る前は春組→真澄、夏組→三角が推しだったのですが、円盤を観ると至さん(立石俊樹くん)の顔の綺麗さにときめき、三角(本田礼生くん)の演技の幅に引き込まれました。
あれ? 陳内将は?
と、お思いかもしれません。この時の私は陳内くんをロックオンしていなかったんです。
むしろ舞台稽古映像ではお髭を生やしていた陳内くんは、その時点で私の推し対象から除外されていました。※髭のあるワイルド系な男性よりも、美しい王子様系の顔が好きなんです。
ですが…………何度も作品を見返すうちに皇天馬(陳内将くん)のお芝居が気になる。
ストーリー展開は知っているのに、毎回、心に何かが刺さって泣けてくる。
そして、何よりも私の心に残ったのが最後に佐久間咲也役の横田龍儀くんと二人で出てきた時のカーテンコールでの挨拶。
「僕らは稽古期間もそうでしたけど、この板の上で、皆様の前で大好きなお芝居に触れて、大好きな仲間とセリフを交わして。本当に数ある職種の中でも、この仕事につけていることを誇りに思いますし。これからも、この景色を胸に役者人生、突っ走っていきます!!」
MANKAI STAGE『A3!』〜SPRING & SUMMER 2018〜千穐楽より
この言葉で、エーステでの私の推しは迷わず皇天馬になりました。
芸歴としては他のメンバーよりも長く、年齢も上。主演作品だって多数もある、そんな彼が言葉を詰まらせながら観客の前でそう宣言した姿を純粋に格好良いと思いました。
この人は、これだけの愛情と覚悟をもって舞台の上にいるんだ、と。
役柄から本人推しに
皇天馬推しになったけれども、まだ陳内将本人推しではない頃、世の中はコロナ禍になり、私も自然と観劇から足が遠退いていました。
その頃に映画、死神遣いの事件帖が公開となり「天馬役の陳内将くんが出る」ということで、映画なら無言だし、と何となく見に行くと……すごい独特な存在感。
その映画の中で演じていた百目鬼という死神は皇天馬とは全然違う役柄で、そこまで出番はないものの、後半の悪役ぶりは眼を見張るものがありました。
「ホッホッホッ」って自然に笑える人、初めて見た(笑)
それから「この人のお芝居を生で観てみたい!」という想いが強くなり、運命の舞台「birth」でのオザワ役。コロナの影響も残る中だったので、まだ一般販売があることを知り、行ってみようかな、と。
いざ、本編が始まると画面越しとは比べ物にならないくらいの演技の圧。
始まりの方こそ、落ち着いたトーンで喋る静かな役で感情の起伏も他の役に比べて少ないオザワ。
それがラスト間近でダイゴに拳銃を突き付けて、泣き出すシーン…………余りの迫力に引き込まれ、自然と観ているこちらも泣いていました。
イケメンの若手俳優が綺麗に涙を流すのではなく、オザワという生きた人間が本気でそこで泣いている。そんな印象でした。
それが衝撃過ぎて、私はその日のうちに別日の配信を買い見返しました。すると、衝撃を受けたラストシーンのオザワの印象が、生で観た時とまた違う!
ストーリーが変わっているわけでも、オザワのセリフが変わっているわけでもないのですが、やっぱり拳銃のシーンで心に響くものがすごく、配信でも私は泣いていました。
結局、最終的にbirthは当日券を購入して、もう一度生で観劇し、千穐楽の配信も買い、しっかり同じシーンで毎度涙を流す………と。
千穐楽を迎える頃には、苦手だった髭も陳内くんなら平気になっていました(でも髭がない綺麗な顔の陳内くんの方が好き)。
birthで完全に陳内くんのお芝居に惚れてしまったわけですが、さらにその直後に脚本家と役者が一対一でタッグを組み、無観客の状態で公演を行う配信舞台・ひとりしばい「タワーリングアンコンシャス・ザ・ショウ」での怒涛の一人七役……沼に落ちないわけがない。凄すぎました。
その余韻が残る中、赤澤燈くんとのW主演「ビジネスライクプレイ」が上演。仲良しのじんともコンビとあって、毎日、変化して笑える舞台。
その後も白のオーバーオールに金髪長髪の元ホストのうたのおにいさん・愛宕金太郎役(うたってにこりん)や簡単な料理を毎回作る(おいしい毎日)、コンビ愛に溢れる崖っぷちのお笑い芸人・現多英一役(あいつが上手で下手が僕で)などの配信やドラマ番組もあり、舞台も5years afterでは動かずに演じる朗読という概念を壊してくれ(演出家さんに動きすぎて照明から外れると注意されたそうです)、紅葉鬼の経若、文豪とアルケミストの織田作之助では主演も務め、東京リベンジャーズでは見事なサポート役で龍宮寺堅を演じました。
さらには2.5次元舞台にとどまらず、宮本亜門さん演出の舞台・画狂人北斎【令和三年版】では峰岸凜汰役を繊細に演じていました。
私なりの陳内くんの魅力
それらのお芝居を見続けてきて私が感じた陳内将くんの魅力は「その役を舞台上で生身で演じている」だと思いました。
日替りネタというわけではなく、同じストーリー同じセリフなのに、微妙に間や言い方などが違って、毎回、こちらが受ける印象が違うのです。
きっとそれは、陳内くんが舞台上で周りの方のセリフや感情を素直に受け取って、それに対しての反応をしているからなんだろうなと思います。
実際に初日では泣いていなかったシーンが別日になると泣いていたりもするので、自然と感情のままに涙を流す陳内くんに、私自身の感情も揺さぶられるのです。
そして、トークや対面イベントなどで感じる陳内くんの人柄がとても素敵だと感じます。
家族や地元を大切にされていて、共演者やファンに対しての気配りのすごさ。
対面イベントでもいつも優しい笑顔と声で迎えてくれて、年末のカレンダーイベントの時にはわざわざ「これで最後?」と聞いてくれて(※3冊券、5冊券など複数枚購入している人は、その都度指定された集合時間に並びます)、最後と答えると「良いお年を。メリークリスマス。○○ちゃん」と、両手を胸の前で小さく振ってお見送り……記憶飛びそうになりました。(※この時はボイスメッセージを名前入りで録音してくれる内容だったので名前を知っていただけで、認知をされているわけではありません)
他にもカレンダーとポスターを受け取ってイベントブースを出ようとしていると「大丈夫? ポスター落ちない?」と声かけてくれたり……半日近くイベント対応しているのに、この気遣いはさすがとしか言えませんでした。
もっとも、私は他の役者さんの発売イベントに行くことがないので、陳内くんの対応と比べることは出来ませんが、過去に加藤和樹くんの発売イベント参加の時は握手して一言喋ったら終わり……な感じでスタッフさんに引き剥がされていた人が多かったなぁ、という印象。スタッフさんが一番、ピリピリしてた。
それが陳内くんのイベントで引き剥がされている人を見たことがないし、喋る時間もそこそこある。これが今の時代なのか、陳内くんのお人柄なのか……他の方のイベントに参加経験のある方は、ぜひ体験談を教えて欲しいです。
お薦めの作品・キャラクター
今回は個人的にお薦めする陳内くんの出演作品・キャラクターをいくつか紹介します。

この後の画像はそれぞれの公式サイト、もしくは手元のグッズを撮影したものとなります
作品ごとお薦めなのは
- MANKAI STAGE A3!(皇天馬)
- 紅葉鬼シリーズ(西條高人/経若)
- 東京リベンジャーズ(龍宮寺堅)
- あいつが上手で下手が僕で(現多英一)
- ビジネスライクプレイ(土田万平)
MANKAI STAGE A3!・皇天馬

これは作品ともに特にお薦め。
天馬は天才子役上がりの実力派俳優なため、同世代とのコミュニケーションが苦手で最初は度々、衝突していましたが、打ち解けてからの天馬はリーダーとして格好良く、時には夏組メンバーからからかわれて可愛い一面も。
エーステのイベントの際も夏組の仲良し度は他の組よりもダントツで、一番年上で先輩の陳内くんが他の夏組メンバーから弄られるという光景も微笑ましく、笑いの絶えないチームワークです。
紅葉鬼シリーズ・西條高人/経若

この作品は「抱かれたい男1位に脅されています。」という芸能界が題材のBL漫画(ボーイズラブ)の劇中劇として描かれたものの舞台化です。
人気役者の西條高人が舞台の中で経若を演じたという設定なのですが、この紅葉鬼シリーズでは西條高人としてのシーンは全くなく、平安時代の鬼と人間たちの戦いを描いた和風ファンタジー活劇なのでBLが苦手な方でも楽しめます。
三部作の壮大なストーリーで時には悲しいシーンもありますが、とにかくこれは主演の陳内くん演じる経若様の所作が美しい。
一作目の紅葉鬼では美しくも少し荒々しい経若様。二作目の紅葉鬼 ~童子奇譚~では世捨て人のように儚げな経若様、三作目の紅葉鬼 ~酒吞奇譚~では妖艶で色っぽい経若様を演じ、見事な殺陣も披露しています。
東京リベンジャーズ・龍宮寺堅

漫画や映画などでも人気の作品。中でも龍宮寺堅・通称ドラケンは漢気溢れる人気キャラ。
ドラケンファンに特に観て頂きたいのは一作目の舞台。その中のラストの方でタケミチVSキヨマサのケンカシーン。舞台にはエマちゃんが出ていないので多少の変化はあるものの、その時のドラケンが本当に仲間想いのドラケンそのもので素晴らしいです。
このシーンではすでにドラケンは腹部を刺されていて危険な状態。そんな中、目の前で左手をナイフで刺されるタケミチを見ないように咄嗟にヒナちゃんのフォローをしているのです(このシーンって全景じゃないと観れないのかな)。
その後のタケミチと二人でケンカを挑むシーンも二人ともボロボロの状態なのに、お互いが相手をかばうように前に出ようとするのが、とても印象的。この演出は漫画でも、アニメでも一切なく、それでもドラケンらしさが溢れるシーンです。
あいつが上手で下手が僕で・現多英一

日テレでドラマが放送され、その後、舞台化もされた崖っぷちお笑い芸人達のお話で通称カミシモ。
カミシモ初期メンバーの中では現多さんは年上なのに、なんだか喋り方とかもフワフワしていて可愛いです(笑)。
いつも明るく優しいかと思いきや、しっかりみんなのお兄ちゃんしている時もあって舞台だと髪の毛で感情を表す遊び心も、色々とギャップがあっていい。
でも、何よりもお薦めなのは梅津くん演じる天野とのコンビ愛!正直、最初は全く噛み合わない二人ですが、このコンビの成長がとにかく感動です。
陳内くんと梅津くんの実際の信頼感から生まれるこのコンビの息の合った演技が素晴らしい。ドラマのアマゲン回はなぜか毎回泣いてしまいます。本当に素敵なコンビです。
ビジネスライクプレイ・土田万平

これは2020年11~12月に第1弾、2022年6月に第2弾が赤澤燈くんとW主演で上演されたオリジナルコメディ舞台シリーズです。
とにかく笑いに特化した舞台で、初日から千秋楽までにアドリブシーンが進化しすぎて上演時間がどんどん伸びます(笑)。舞台上でのトラブルも全部笑いに変えてしまう楽しいストーリー。
ここでの万平さんはタバコ吸って、ビール飲んで、ちょっとやる気のない気だるげなサラリーマンという役柄。でも、決めるところはしっかり決めて、色んな意味でかっこいい大人の男です。
仲の良い赤澤燈くんとのW主演と言うこともあって、とにかく楽しそうで観ているこちらも明るい気持ちになる作品です。
個性的なキャラクターなら
- 死神遣いの事件帖(百目鬼)
- 忍たま乱太郎(善法寺伊作)
- 黒執事(ソーマ・アスマン・カダール)
- テニスの王子様(柳沢慎也)
- 文豪とアルケミスト(織田作之助)
- TRUMPシリーズ(アレン・ストラウフ/ティーチャークラウス)
死神遣いの事件帖・百目鬼

映画→舞台とセットで進行していく作品。最初は主人公の敵側として登場した死神の百目鬼ですが、回数を重ねていくうちに、主人公側にきたりとなんだか愛着のわくキャラに。それでも死神の仲間内でも少し異質な存在で掴みどころがない役柄。
「ホッホッホッ」の笑い方が自然過ぎてすごいです。
忍たま乱太郎・善法寺伊作

個性的なキャラというか、陳内くんの2.5次元舞台のデビュー作品。優しい伊作先輩に陳内くんの柔らかい声が合っていて、あまり普段の舞台では聞かないトーンの役柄。新鮮です。
黒執事・ソーマ・アスマン・カダール

インドのとある小国の王子様でノアの方舟サーカス編に出演。元々のソーマのキャラを私自身が詳しく知らないのですが、とにかく明るくて無邪気。ちょっとお馬鹿な所も可愛いです。執事であるアグニとセットでいるせいかすごく子供っぽくて(※調べたらソーマは17歳……にしては精神年齢低い)、サーカス編の暗く切ないストーリーの中で、多少の癒しポイント。
テニスの王子様・柳沢慎也

ルドルフの生徒でSecond2で出演。正直、原作でもアニメでも特に惹かれる要素はなく、ギャグ要員的なキャラクターだと思っていたのに(※個人的な感想です)、まさか舞台でソロ歌唱パートを担うとは。
私の中の柳沢というアヒルキャラのイメージを覆してくれました。
文豪とアルケミスト・織田作之助

「夫婦善哉」などの作品で知られる小説家・織田作之助をモデルにしたキャラクター。
全編通して珍しい関西弁の役。ナイフの二刀流でのアクションもかっこいいです。
TRUMPシリーズ・アレン・ストラウフ/ティーチャークラウス

TRUMPは過去に何度も舞台化されて、色々なシリーズに繋がっていく壮大なヴァンパイアの物語。黒執事の世界観が好きな方は、こちらも好みかもしれません。
劇中に登場する親友やライバル、同僚など対の立場となるふたつの配役をふたり一組の役者が演じる独自のキャスティングシステムで、陳内くんは二回ほど違う役者さんとペアでこの役を演じています。
アレンに関しては陳内くんのプランでは幼い喋り方の雰囲気で、他の役者さんの演じるアレンとは違った印象を受けます。
そして、クラウスの印象はとにかくすごい。最初のふんわりとした優しそうな雰囲気からの変化は圧倒されます。
同じストーリーを役者が交替して演じるという手法はとても面白いです。
最後に
今回は推しの役者さん(1人目)・陳内将くんについて語りました。
本当に素晴らしい役者さんなので、興味を持たれた方は、サブスクや配信などでぜひ彼のお芝居を観てみてください。
ここまでお読みくださりありがとうございます👋😆
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